神社解説

ロコアテープとロキソニンテープの違い

ロキソニンテープを含めた従来製品は、先ほど述べた皮膚のバリア機能の影響から、効果を期待する部位への吸収があまり良くないという問題点を抱えていました。そこで「より吸収されやすい貼り薬を生み出そう」という意図から開発されたのが、ロコアテープというわけです。

どのくらい吸収されやすいかと言えば、2枚を貼ったときの血液中の薬物濃度が、飲み薬を飲み続けた場合とほとんど同じになるほどです 。通常の貼り薬では、血液中まで有効成分が届く割合は極めて少ないと考えられるので、これは従来製品との大きな違いと言えます。

こうしたことから、ロコアテープは貼り薬でありながら、飲み薬に近い性質を持った薬であると言うことができます。

■ロコアテープ
変形性関節症のみ
2016年1月に発売された薬で、海外でもまだ使用実績がないため、使用できる病気が限定されています

■ロキソニンテープ
変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
こちらは、普通のケガなどにも使うことができます。

■ロコアテープ
1日1回患部に貼る。1日に貼れる上限は2枚である。
ロコアテープは吸収が良いので、たくさん貼ると薬を服用したのと同じような影響を体に与えます。そのため、一度に使用できる枚数が制限されています。

■ロキソニンテープ
1日1回患部に貼る
特に、使用枚数についての制限はありません。

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