神社解説

冷湿布と温湿布の違い


効能または効果、用法及び用量は同じでも冷湿布は貼ったときに冷たく感じますし、温湿布は温かく感じます。

その貼ったときの感じ方が違うだけです。

貼った部位の皮膚の温度はどちらの湿布を使用していてもほとんど変化はないとされています。

冷湿布は、「メントール」などによって冷たい感じ、ひんやりした感じを感じるようになっています。

一方、温湿布は「カプサイシン」という成分によって貼った時に皮膚がぽかぽかした感じになるようになっています。

つまり、湿布を体に貼っても実際にその部位の体表面の温度が上がったり下がったりするわけではなく、湿布に含まれている薬剤によって皮膚が温かく感じたり冷たく感じたりするようになっています。

では、実際にどちらの湿布を使うのがいいのでしょうか?

捻挫など急性期の外傷の場合、痛み止めとして使用する際には念のため冷湿布を選択してください。慢性的な痛みに対しては温湿布が適している。

ただし、温湿布に含まれている「カプサイシン」は皮膚に対する刺激が強いため、温湿布を使用する際には入浴の30分以上前にはがすこと、入浴直後には貼らないことが添付文書には記載されています。

温湿布を使用する際には注意しましょう。

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