上腕式(カフ式)

「上腕式(カフ式)」は、カフと呼ばれる腕帯を上腕に巻き付けるタイプの血圧計です。測定方式のなかでもっともスタンダードなタイプで、腕に巻き付けるだけで比較的正確に測定できます。コンパクトなモデルが多く、限られたスペースで測定しやすいのがメリット。また、持ち運びもしやすいため、外出先でも使いたい方におすすめです。
ただし、カフをきちんと巻き付けないと正確に測定できない場合も。とくにカフは適正な強さで巻く必要があるため、力が弱い方は難しく感じてしまうことがあります。

血圧計のカフとは、腕に巻きつけて動脈を圧迫し血圧を測定するために使用される「腕帯(わんたい)」のことです。カフが膨らむことで上腕の血液の流れが一時的に止められ、空気を抜く際に発生する拍動(オシロメトリック現象)を計測し、血圧を算出します。正しい位置と強さでカフを巻くことが、正確な血圧測定には不可欠です。
上腕式(アーム式)

腕を通すだけで自動で血圧を測定できるのが、「上腕式(アームイン式)」の血圧計です。腕にしっかりフィットし、毎回正しい姿勢で測れるので正確に測定できるのがメリット。正確さを重視したい方や測定頻度が高い方におすすめです。
一方、カフ式に比べてサイズが大きいモデルが多く、設置スペースを確保する必要があるのが難点。価格も比較的高めなので、予算を考慮したうえで選んでみてください。
手首式

血圧を表示する液晶画面と、腕に巻くカフが一体化しているのが「手首式」の血圧計です。コンパクトなモデルが多く、持ち運びしやすいのが特徴。上腕式の2タイプと比べて比較的安価で購入しやすいのもメリットです。
一方、肘の高さによって数値が変わってしまうため、正確な測定がしにくいのがデメリット。測定する際は、血圧計が心臓と同じ高さになるようにしましょう。