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インフルエンザ脳症やライ症候群について

インフルエンザ脳症とは、インフルエンザの感染後に意識障害やけいれん、異常言動、異常行動などの症状を引き起こす重篤な脳の病気です。主に5歳以下の幼児に発症する場合が多く、発症してから急速に意識障害などが進行するのが特徴です。予後が良好な軽症例もありますが、時には後遺症が残ることや、死に至ることもあります。最近では成人のインフルエンザ脳症の症例も報告されており、幼児に限った症状というわけではないようです。

インフルエンザ脳症のなかでも、アスピリンの使用については、ライ症候群を引き起こす原因になっているのではないかといわれています。しかし、その他のインフルエンザ脳症においては、詳しい原因は解明されていません。とはいえ、インフルエンザウイルスへの感染など、ウイルス感染があってから発症するため、まずはインフルエンザにかからないための予防をすることがインフルエンザ脳症を防ぐ一番の方法になります。

また、ロキソニンは小児(15歳未満)への投与は認められていませんが、カロナールは幼児や小児などにも投与できるという違いがあります。

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