神社解説

膀胱炎の基礎知識

膀胱炎になりやすい季節はある?

夏の時期は脱水になりやすく、排尿量が減り膀胱にたまった細菌が流されないため、膀胱炎を発症する可能性が高くなります。
また、冷房で体が冷えると免疫力が低下するため、膀胱炎になりやすいです。

膀胱炎の治療方法

膀胱炎の多くは細菌感染が原因で発症するため、病院での治療は抗生剤の使用が基本になります。

抗生剤の効果として、細菌の細胞壁を壊すことで、原因菌を直接攻撃するので、症状を素早く改善することができますが、一方で抗生剤には問題点もあります。

抗生剤の効果は一時的なものです。特に女性は膀胱炎を繰り返す場合が多いので、一度改善しても発症するたびに抗生剤を服用しなければなりません。
体質よっては抗生剤副作用で下痢を起こす場合があります。
正しく使用しないと薬の効かない菌(耐性菌)が生まれる可能性があります。

膀胱炎の対策方法

膀胱炎になる原因は、尿量の減少によって膀胱内や尿道の細菌を排出できないことと、抵抗力の低下で細菌感染しやすくなるという2点が大きいと言えます。
そのため、これらに対する養生を心がけることが膀胱炎の予防に繋がります。

l  水分をしっかりとる:体内の水分量をしっかりと維持することで尿量が増え、膀胱内や尿道内の細菌の排出を促します。

l  身体を冷やさない:特に下腹部を冷やさないことで免疫力を維持し、細菌に対する抵抗力が落ちないようにします。

膀胱炎で抗生剤を長期で服用すれば耐性菌が問題となるので漢方薬を長期投与している。

八味地黄丸、清心蓮子飲、猪苓湯、牛車腎気丸

などが使用される。

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