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利尿剤を飲んでいると熱中症になりやすい?夏に減らした方がいい降圧薬があるって本当?

利尿剤

利尿剤は高血圧や心不全、浮腫の治療によく使われるお薬ですが、特に夏場は注意が必要です。利尿剤は体内の余分な水分を尿として排出する働きがあるため、暑い時期の使用には特別な配慮が必要です。

1. 脱水のリスク増加

夏場は汗をかきやすく、もともと体内の水分が減りやすい状態です。そこに利尿剤を使用すると、さらに水分が失われやすくなります。

症状:喉の渇き、めまい、疲労感、尿量の減少

対策:

– こまめな水分補給(ただし、心不全がある場合は医師の指示に従ってください)

– 体重の変化に注意を払う

– 暑い時間帯の外出を避ける

2. 電解質バランスの乱れ

利尿剤の使用で、ナトリウムやカリウムなどの電解質が体外に排出されやすくなります。夏場の発汗と合わさると、電解質バランスが崩れやすくなります。

症状:筋肉の痙攣、倦怠感、不整脈

対策:

– スポーツドリンクなど電解質を含む飲料の適度な摂取

– バランスの取れた食事

– 医師の指示に従った定期的な血液検査

3. 血圧低下のリスク

利尿作用と夏場の血管拡張が重なり、急激な血圧低下を起こす可能性があります。

症状:めまい、立ちくらみ、失神

対策:

– ゆっくりと姿勢を変える

– 症状がある場合は横になって休む

– 血圧の自己測定と記録

4. 熱中症のリスク増加

利尿剤の使用で体内の水分量が減少するため、熱中症になりやすくなります。

症状:頭痛、吐き気、だるさ、発汗の停止

対策:

– 涼しい環境で過ごす

– 適切な水分補給

– 外出時は日よけや帽子の使用

5. 腎機能への影響

脱水状態が続くと、腎臓への負担が増加し、腎機能に影響を与える可能性があります。

症状:むくみ、尿量の変化、全身のだるさ

対策:

– 水分摂取を心がける

– 定期的な腎機能検査を受ける

脱水状態になると、腎臓への血流が減少し、腎臓の機能低下を引き起こす可能性があります。脱水は、腎臓が血液をろ過して尿を作る際に必要な血液量を減らし、糸球体(腎臓の機能単位)を傷つけることで、腎機能が低下する原因の一つとなります




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