神社解説

貼り薬の処方枚数について

Q1 湿布薬について、処方箋およびレセプトに理由を記載することなく処方できる上限枚数が、1回の処方につき70枚から63枚に減らされたが、1カ月の処方枚数も63枚が上限か。


A1 1回の処方につき63枚の制限があるだけで、1カ月の処方枚数が63枚に制限されるわけではありません。また、1回の処方についても、従来通り処方箋およびレセプトに63枚を超える処方が必要である理由を記載すれば、63枚を超えて処方することができます。


Q2 湿布薬の種類ごとに63枚上限となるのか。


A2 63枚の上限は、湿布薬の種類ごとではなく、処方された湿布薬全体の合計枚数となります。


Q3 1回の処方で63枚を超える湿布薬を処方する場合、処方の都度コメントは必要か。


A3 処方の都度、必要となります。

ジクトルテープ75mg(一般名:ジクロフェナクナトリウム 75mg)は「がんにおける鎮痛」を適応として販売スタートされました。

2022年6月に「腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎」の効能・効果を取得し、適応拡大したことから、整形外科からの処方を受付するケースもあるかと思います。

私の薬局でも整形外科の処方を多く受けることから、ジクトルテープの処方を受ける機会が増えております。

はじめに私が疑問に思ったのが、
「ジクトルテープは湿布薬の63枚制限があるのかどうか」
「63枚を超えた場合、返戻や査定の対象となるのかどうか」
でした。

結論から言いますと、 
ジクトルテープは湿布薬同様に63枚制限があります。
ただし、がんによる鎮痛の目的の場合は63枚の規制を受けません。

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