神社解説

食品のGI値についての理解を深めダイエットに繋げましょう。

GI値とは食後の血糖値の上昇度合いを示す値でありGI値が高い食品は食後の血糖値が急激に上昇しますが反対にGI値が低い食品は食後の血糖値の上昇が緩やかになります。

食品のGI値とブドウ糖濃度上昇の関係 出典:株式会社明治

私たちの体で血糖値が上昇するとインスリンというホルモンが分泌され血糖値が下がります。糖尿病の患者さんはインスリンの効き目が悪くなっている為に血糖値を下げる事ができずに常に血糖値が高い状態が継続します。これが糖尿病の患者さんの血糖値です。

GI値が高い食品を摂取し血糖値が急激に上昇するとインスリンというホルモンが大量に分泌され血糖値を下げる他に脂肪合成を促進しまた脂肪の分解を抑制する機能ももちます。それにより高GI食品を摂取する事で血管壁に対するダメージを引き起こし網膜症,腎症,神経障害等の合併症を進行させやすくなったり糖質が脂肪に変換されやすくなり血糖値が急激に下がる事によって早期に空腹感を感じやすくなります。

大まかには高GI食品はご飯、パン、麺類であるのに対して低GI食品は乳製品、でんぷん質以外の野菜、肉やタンパク質が該当します。

GI値は低・中・高の3つに分類され低GI値は55以下で中GI価は55以上70以下で高GI値は70以上に分類されます。

高GI値・低GI食品の具体例について 出典:帝人株式会社

という事は高GI食品を摂取せずに低GI食品だけ摂取すれば良いと考える方もいらっしゃるかと思いますが満腹感を得られずにその分、おかずをたくさん食べてしまい結果として糖質、カロリーが1日の上限を超えてしまってはダイエットの意味がないです。

GI値を下げる工夫

水溶性の食物繊維が多く含まれている食品(海藻、きのこ類)は糖質を包み込み吸収を抑えることによって血糖値の上昇を抑える事ができます。その結果他の食品のGI値を下げる事ができます。

食物繊維が豊富な物から食べるようにする

お酢に含まれているクエン酸や酢酸も糖質の吸収を抑え血糖値の上昇を緩やかにします。副菜などで酢の物を付け足すとなおよいでしょう。

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