神社解説

国債発行について

通貨を発行できる銀行である日本銀行には日銀当座預金という専用の口座がある。民間の銀行は日銀当座預金を持っている。日銀当座預金には常に一定以上の金額を置いておく事が義務付けられている。その多くは日本銀行から供給されたものです。

政府も日銀当座預金も持っているが民間企業は日銀当座預金を開設することはできない。

政府が国債を発行する際は日銀当座預金を保有している民間企業が入札する事で国債が購入される。

そしてA銀行が入札し落札したのでA銀行が国債を保有しA銀行の資金が政府の日銀当座預金に移りました。

そして政府は財源ができたので民間企業に発注することになる。

しかし事業を行う民間企業は日銀当座預金を開設できないので政府小切手支払いB銀行に持っていくことによって資金を手に入れる。

こうしてようやく国債が民間の資産になりました

そしてB銀行は政府小切手を日銀に持っていくことによって政府の日銀当座預金からB銀行に資金が移ることになる。

B銀行は現金で持っていても利息はつかないので国債に変えた方が得です。なので国債発行したのに買い手がつかないなんてことはない。

またA銀行は個人向け国債として個人に金融商品として発売できる。

国債には満期があるので満期を迎えた国債は日銀が買い取ることによって債券だった国債が現金化され市場に金が供給され世の中のお金の総量が増える。

Q1、国債発行しすぎると民間銀行から資金が吸い取られ市場が資金不足に陥る

A1、国債発行することで民間の資産が増えることになるので市場のお金が増える

Q2、こんな借金大国では市場の信任を失い国債の償還ができなくなり財政破綻する。

A2、国債を買うのは民間銀行である為に国債の買い手がつかないなんてことはない

Q3、政府の負債は国民の負債なのでプライマリーバランスの黒字化こそが急務である

A3、政府の負債が国民の資産になっているので国民の負債ではない

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