神社解説

抗生剤 1、抗生剤の種類・中耳炎に使用する抗生剤

小児の急性中耳炎を例にします。


一番に選択するべき薬は『アモキキシシリン』というペニシリン系の抗生剤となっています。


『ワイドシリン』、『パセトシン』、『サワシリン』などの商品名で販売されています。

2番目に選択するお薬は
『アモキシシリン・クラブラン酸』と『セフジトレンピボキシル』というお薬です。


『アモキキシシリン・クラブランは酸』とは、先述したペニシリン系の『アモキキシシリン』に耐性菌にも効くような物質を加えたお薬です。
『クラバモックス』という商品名になります。

 『セフジトレンピボキシル』は『メイアクト』という商品名のセフェム系抗生剤になります。


セフェム系の抗生剤は副作用も少なく、特に中耳炎の原因で多い肺炎球菌という菌に非常に良く効きます。


ただし、『ワイドシリン』もそうですが、『メイアクト』は1日3回内服が必要なお薬なので、保育園などに通っていてお昼のお薬が飲ませられない方には使いにくくなります。

-神社解説