3.1.お酒の飲みすぎ
お酒の飲みすぎは、中性脂肪の数値を高くする原因の一つです。
アルコールはカロリーが高いだけでなく、アルコールを分解している間は脂肪などの栄養素を代謝する力が落ちてしまいます。そのため、お酒を飲みすぎると、アルコールや食事から作られた中性脂肪が肝臓に蓄積しやすくなります。
さらに、アルコールは食欲を増進させる効果もあるため、おつまみの食べすぎで中性脂肪過多を招く恐れもあるでしょう。
3.2.お菓子の食べすぎ・甘い飲み物の飲みすぎ
お菓子や甘い飲み物に多く含まれる糖質も、中性脂肪の数値の上昇につながります。
糖質は体内でエネルギー源として利用されますが、摂りすぎると血糖値が上がり、中性脂肪に変わります。
なお、糖質はお菓子だけでなく、普段の食事で摂取する炭水化物や果物にも含まれているため注意が必要です。
3.3.脂質の摂りすぎ
脂質の摂りすぎも、中性脂肪の数値が上昇する原因の一つです。
脂質は肉の脂身や植物油、バターなどに多く含まれています。そのため、揚げ物などの油っこい食事はもちろん、油脂類を多く使ったスナック菓子や洋菓子の食べすぎも、脂質の過剰摂取につながります。
3.4.運動不足でエネルギーが消費されない
運動不足も、中性脂肪の数値が上がる原因になります。
日常生活で摂取しているカロリーに対し、消費カロリーが少ないと、中性脂肪をエネルギーとして消費しきれません。結果として、余った中性脂肪が体内に蓄積されやすくなります。
3.5.ストレスによる過食
ストレスによる過食も、中性脂肪の数値が高くなる原因の一つです。
食べすぎはカロリー過多を招き、中性脂肪をエネルギーとして消費しきれず、体内に蓄積されやすくなります。
3.6.基礎代謝の低下
基礎代謝の低下も、中性脂肪の数値を上げる原因の一つです。
基礎代謝とは、体温を一定に保つなど、生命活動を維持するためのエネルギーのことです。人の総エネルギー活動量の約6割を占めていますが、加齢にともなってその量は低下していきます。
基礎代謝が低いとエネルギー消費量も低くなるため、余った中性脂肪が蓄積されやすくなります。