
高LDLコレステロール血症の人やその予防のためには、脂質のなかでもコレステロールの摂取量を200mg/日未満、飽和脂肪酸7%未満にすることが推奨されています。コレステロール200mgは、シュークリーム100g(1個)に相当します。また、主菜に多く使われる食材では肉類や卵類に多く含まれ飽和脂肪酸はラードや牛脂など、常温で固形の油脂類に多く含まれています。 しかし、主菜料理には、たんぱく質も含まれています。脂肪の摂り過ぎを避ける一方で、たんぱく質は不足しないように食べる量や食材の選び方を工夫しましょう。
肉の部位を変更する
LDLコレステロール値が高い人が控えたいのは、肉そのものというよりも肉の「脂身(動物性脂肪)」です。たとえば、脂身の多いバラ肉を脂肪の少ないヒレ肉に変更するだけでも、動物性脂肪の摂り過ぎを抑えることができます。
脂身を落として調理する
鶏のささみやむね肉は低脂肪の肉です。また、もも肉を使うときには皮を外して調理することで動物性脂肪の摂取を抑えることができます。
食物繊維を積極的に摂る
食物繊維はコレステロールを体外に排出する働きがあります。コレステロールの摂取量を制限するとともに、豆類や野菜類・海藻類・きのこ類など、食物繊維の多い食材を積極的に摂りましょう。また、主食を未精製穀類(玄米、胚芽米、全粒粉パンなど)に変えても良いでしょう。