下記の経口抗凝固剤のうち、腎排泄率が最も高いものはどれか。
【選択肢】
- A.ダビガトラン
- B.リバーロキサバン
- C.アピキサバン
- D.エドキサバン
- E.ワルファリン
腎排泄率は、ダビガトランが約80%、リバーロキサバンが約36%、アピキサバンが約27%、エドキサバンが約35%、ワルファリンが2%以下とされている。
したがって、非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制に対して使用する場合、腎排泄率の最も高いダビガトランは透析患者を含む高度の腎障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)のある患者に対しては、添付文書上禁忌となっている。
ワルファリンをのぞく他の薬剤の添付文書上の禁忌表現は、腎不全(クレアチニンクリアランス15mL/min未満)のある患者、ワルファリンは重篤な肝障害・腎障害のある患者となっている。