ジスロマックを食後に飲んでしまった場合はどうする？
ジスロマックの薬のタイプによって、飲むタイミングが異なります。
錠剤タイプとシロップタイプ、それぞれ解説します。
錠剤は食後に飲んでも大丈夫
錠剤の場合は食事の影響は受けないと考えられています。
そのため、錠剤のジスロマックを食後に飲んでしまった場合でも問題はありません。
シロップタイプは空腹時が推奨
「ジスロマックは空腹時にお飲みください」と記載があるジスロマックがあります。
これは、2009年に製造が承認された「ジスロマックSR」のドライシロップ剤の場合です。
本薬は、食事の影響を受けやすく、食後に服用すると空腹時服用に比べてCmaxの上昇（約2.2倍）などが見られるため、空腹時の服用が基本となる。具体的には、「食後2時間以上経過してから服用し、服用後は2時間以上食事を控えること」と患者に指導する。
引用：日経メディカル：ジスロマックSR
シロップタイプのジスロマックは、食事の影響を受けやすいため、空腹時の服用が推奨されています。
食後に飲んでしまった場合の影響は？
ジスロマックのドライシロップを食後に飲んでしまうと吸収率が低下してしまいます。
そのため、効果が薄れてしまうことがありますので、次回からは空腹時に飲むようにしましょう。
食後に飲んで効果はある？
効果が全くないわけではありませんが、空腹時に飲んだ際に比べて吸収率が低下してしまいます。
食後はどれくらいの時間を空ければいい？
ジスロマックのドライシロップは、食後2時間以上を空けて服用し、服用後も2時間以上食事を控える必要があります。
ジスロマックの正しい飲み方
ジスロマックの正しい飲み方を薬の形状別に解説します。
錠剤タイプの正しい飲み方
錠剤タイプの場合は、食事の影響は受けにくいとされているため、基本的にはどのタイミングで飲んでも大丈夫です。
性感染症の治療の場合
1回1,000mgを服用してください。
1回の服用のみで治療は終了します。
その他の治療の場合
500mgを1日1回3日間、服用してください。
成分の血中濃度を一定に保つためになるべく毎日決まった時間に服用してください。
飲み忘れてしまった場合は、気が付いたタイミングですぐに服用をしてください。
シロップタイプの正しい飲み方
空腹時に水に溶かして服用してください。
シロップタイプは、食事の影響を受けやすく、食後に服用すると成分が吸収されにくくなります。
空腹時の服用が基本となるため服用前、および服用後2時間は食事を控えるようにしてください。
性感染症の治療の場合
1回1,000mgを服用してください。
1回の服用のみで治療は終了します。
その他の治療の場合
500mgを1日1回3日間、服用してください。
成分の血中濃度を一定に保つためになるべく毎日決まった時間に服用してください。
飲み忘れてしまった場合は、気が付いたタイミングですぐに服用をしてください。