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抗生物質の強さランキング!選び方のポイント紹介

風邪や肺炎

抗生物質はウイルス性の風邪にはあまり効果が期待できません。

ただし、風邪が原因で細菌性の肺炎や気管支炎、扁桃腺炎などを引き起こしている場合は抗生物質が処方されます。
これらの症状や中耳炎の治療にはつぎに挙げる抗生物質が使用されています。

ガレノキサシン
クラリスロマイシン
ミノサイクリン
アモキシシリン

また、マイコプラズマや肺炎球菌にはクラリスロマイシンが少量でもよく効くとされています。

下痢や腹痛

下痢や腹痛の中でも、大腸菌が原因となっている細菌性胃腸炎にはつぎの抗生物質が使用されています。

レボフロキサシン
セフカペンピボキシル
ミノサイクリン

ただし、ウイルス性胃腸炎などの下痢、腹痛には効果が期待できないため、細菌性かどうか病院で検査を受けてから服用しましょう。

歯周病

歯周病菌への効果が期待できる抗生物質はつぎのとおりです。

アジスロマイシン

アジスロマイシンの服用によって、歯周病菌の増殖や成長を抑制することができます。
ただし、歯茎などに及んだ歯周病の症状自体が改善するわけではありません。内服と並行して歯科で適切な処置を受けることをおすすめします。

性感染症

性感染症は、原因菌により効果的な抗生物質が異なります。淋病、梅毒、クラミジアにはつぎの抗生物質が使用されています。

淋病:アジスロマイシン、レボフロキサシン
梅毒:アモキシシリン
クラミジア:アジスロマイシン

これらの性感染症では、身体のさまざまな部位に症状が現れる可能性があります。症状に合った薬で治療をおこないましょう。

ニキビ

角栓によりアクネ菌が繁殖したニキビや、細菌によるニキビにはつぎの抗生物質が使用されています。

クリンダマイシン
ミノマイシン
レボフロキサシン

ミノマイシンとレボフロキサシンは主に内服薬として服用しますが、クリンダマイシンは軟膏を直接患部に塗ることができます。

副鼻腔炎

副鼻腔への効果が期待できる抗生物質はつぎのとおりです。

ペニシリン系
セフェム系
ニューキノロン系
マクロライド系

急性副鼻腔炎にはペニシリン系もしくはセフェム系抗生物質が、慢性的な副鼻腔炎にはマクロライド系の抗生物質がよく効くとされているため、自身の症状と照らし合わせながら選ぶと良いでしょう。

膀胱炎

膀胱炎への効果が期待できる抗生物質はつぎのとおりです。

レボフロキサシン
シプロフロキサシン
トスフロキサシン
クラリスロマイシン

上記の通り様々な抗生物質が有効ですが、なかでもレボフロキサシンが第一選択薬とされています。

ものもらいや結膜炎

ものもらいや結膜炎に効果が期待できる抗生物質はつぎのとおりです。

レボフロキサシン
シプロフロキサシン

軽症~中症の場合は、市販薬や以下のような抗生物質が含まれた点眼薬・塗り薬がおすすめです。

ものもらいの場合、点眼薬や塗り薬で治らない場合内服薬を服用することもあります。

長期で使うと効かなくなる?

抗生物質は細菌の働きを抑制したり殺菌したりするための薬です。

しかし、細菌は抗生物質から身を守るために遺伝子を改変することがあります。

これにより薬剤耐性菌となり、今まで使用していた抗生物質では効き目がなくなってしまうのです。

耐性菌の出現を防ぐために、抗生物質には処方期間が定められています。

医師や薬剤師の処方を受けて使用する場合は、指導された通りに使用しましょう。

また、個人輸入で購入する場合には長期使用は避け、用法用量を正しく守ることが大切です。

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