神社解説

緊張型頭痛について

 緊張型頭痛はしめつけ感や圧迫感が頭の両側に起こることが多く、ズキズキする頭痛や感覚過敏は少ないといわれています。筋肉の緊張が原因の一つです。

 一方、片頭痛は、ズキズキする頭痛が頭の片側に起こることが多く、吐き気や嘔吐を伴い、音や光に敏感になり「静かな部屋で寝ていたいような頭痛」が典型的です。また、「月に何回頭痛がある」というように、数えられる頭痛という特徴もあります。

 ただ実際には、緊張型頭痛と片頭痛は合併していることも多く、治療も一部共通しています。

 運動不足も緊張型頭痛を悪化させますので、適度な運動もおすすめです。また、仕事中の姿勢などの影響で首の筋肉に負担がかかっている場合は、ふだんの姿勢を改善することが緊張型頭痛の改善にも役立ちます。肩回りの筋肉のストレッチも有効なことがあります。

緊張型頭痛の漢方治療は?

 頭痛に使う漢方薬の中で一番有名なのは「葛根湯(かっこんとう)」です。首の後ろの筋肉がこわばっていて、温めると楽になる感じがある場合には葛根湯の効果が期待できます

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