神社解説

GLP-1ダイエットと胆嚢炎の治療について

軽度ですと、吐き気、嘔吐、下痢などがあります。消化管の動きを抑える方向の働きをするため便秘になる人もいます。そして胆石を作るリスクも高まり、胆石ができ感染を起こせば胆嚢炎・胆管炎も引き起こされます。

胆石胆嚢炎になると絶食で数週間入院となります。

胆汁は肝臓で作られる黄褐色の消化液です。一日およそ600ml産生され脂肪やビタミンの消化吸収に関与しています。胆汁は肝臓から胆管という管を通って十二指腸に流れ出ます。胆管の途中には胆のう(たんのう)という袋が備わっています。胆のうは食事を摂っていない時に胆汁を貯めて濃縮し、食事を摂ると溜まっていた胆汁を胆管を通して十二指腸に押し出します。

胆のうの中で胆汁が濃縮されると、その中に含まれる成分が結晶化することがあります。この結晶が大きく固まったものが胆石です。

胆石症の症状

みぞおちや、右わき腹の痛みが典型的です。胸や背中、右肩に痛みが放散することがあるため心臓の病気や胃の病気に間違われることがあります。吐き気を伴うこともしばしばあります。

胆石の薬物治療

CT検査で映らない15mm未満の胆のう結石(純コレステロール石)は、薬の治療で溶けることがあります。ウルソ®(ウルソデオキシコール酸)の内服治療を半年間続けるとおよそ4割の方で胆石が消失します。

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